診療案内眼科検査眼の知識手術と治療近視矯正コンタクトレンズ質問・相談Sorgente
眼科で使う検査機器

 ■ オートレフケラトメーター

オートレフケラトメーターとは・・・
 
Auto Refract-Keratometer Canon RK-5

 眼科を受診するとまず間違いなくこの器械のお世話になります。これは屈折計と角膜計の2つの機能を持った器械です。屈折計(レフラクトメーター)は眼の遠視・近視・乱視とその程度を測定します。分かりやすく言えば、近視や遠視の強い・弱いを屈折力で表す器械です。単位は"D"ディオプトリーです。

 仮に、凸レンズで太陽の光を黒い紙に集めたとします。紙に焦点が合ったときのレンズと紙との距離が1メートルだとすると、この凸レンズの屈折力は1ディオプトリーとなります(+1D)。近視の場合はマイナス表示になります。

よく「目の度」という表現をしますが、この「目の度」がいくらかを測っています。度が大きいほど遠視・近視・乱視が強いと言えます。コンタクトレンズのパッケージやメガネの処方箋に書いてあるのがこの屈折度数です。「度」と「視力」は全く別物です。通常、この器械で得られた屈折値をもとにして矯正視力検査を行います。

角膜計(ケラトメーター)は、角膜(黒目)を測ります。黒目のカーブの具合を測定して、角膜の屈折力を調べます。カーブの具合を調べることは、例えば白内障手術・LASIK・コンタクトレンズ処方等の際に必要になります。角膜の持つ屈折力はとても強く、40〜45D程度あります。


オートレフケラトメーター検査の実際
 器械の前の椅子に座って真中の穴を覗くと広い野原が見えます。遠くの方に小さい赤い屋根の家がありますので、そこを見ていて下さい。測定が開始されると画面が自動的にボヤケますが、じっと同じ所を見るようにします。(画面がボヤケるのは、眼の調節機能の影響を極力取り除いて、正確な測定をするためです)
 測定はものの数秒〜10数秒程度で終ります。測定中は眼を開けたままで、オデコが額当てから離れないようにして、じっと見ていていただくだけです。


検査結果の見方

【Right】

  SPH   CYL   AX
  -2.00  0.00  180

右眼の測定結果のプリントの例です。

SPHとは球面の屈折度で、この場合-2Dの近視を表します。(マイナスは近視・プラスは遠視です)CYLとは柱面(乱視)の屈折度で、この場合0なので乱視は無しということになります。
AXとは乱視の軸方向のことで、0〜180°の角度で表します。この場合、乱視は0なので乱視軸はありませんが、この場合180°と表示されます。

【Right】

  SPH   CYL   AX
  +1.00  -1.00   70

同じく右眼の測定結果の例です。

SPHがプラスなので、この場合+1Dの遠視があり、CYL(乱視)が-1D、その乱視軸は70°ということになります。(通常CYLはマイナスで表示していますが、プラス表示の場合は、SPH 0.00、CYL +1.00、AX 160°となります)

【Left】

  SPH   CYL   AX
  -3.00  -1.50  120

左眼の測定結果の例です。

-3Dの近視で-1.5Dの乱視、軸は120°となります。ちなみに、この屈折の状態を”近視性乱視”と言います。

【Left】

  SPH   CYL   AX
  +2.50  -0.50   90

最後にもう一つ。

+2.5Dの遠視で-0.5Dの乱視、その軸は90°です。そうです!”遠視性乱視”です。

作成:2001.11.24

ここに記載されている内容についてのご意見は黒木kuroki@po.cisnet.or.jpまでお願いします。